カナディアンロッキー・パノラマハイクツアーに行ってきました。 北海道アウトドア・クラブの藤本会長の提案による海外トレッキング・ツアーの第２段です。 ６月２６日（土）晴れ。バンフ泊 新千歳空港に１３時３０分集合。今回の参加者は会員３８名よりなる第１班。 １４時４５分発のＡＮＡ７１２便で名古屋空港に向かう。 名古屋国際空港で出国手続きを済ませ、免税店でシーバースリーガルの大瓶を買い込み１８時００分発の ＡＣ（エアカナダ）００１０便で出国。 時差が１５時間あるためバンクーバー空港着が名古屋出発時間より早い１１時１０分。 ものすごい混雑で入国手続きに１時間の待ち行列。 ようやく手続きを済ませ、カルガリー行のカウンターに荷物を預け、日本旅行の現地ガイドを見つけ、 集合するのに１時間３０分以上の時間を要す。 ７名が行方不明になってしまい大騒ぎ。現地ガイドと藤本会長があちこち探すが見当たらず。 出発ぎりぎりの時間に５名が現れる。 話によると税関だか検疫所だかに強引に引っ張り込まれおろおろしていると、そこで偶然にも英語の達者な 日本人に会い、事情を話してもらいようやく無罪放免になったとのこと。２名はついに現れず。 仕方がないので３６名でカルガリー行きの出発カウンターに行くと不明の２名が先回りしているではないか！。 １４時００分発のＡＣ６２１６便でカルガリーへ向かう。１６時２２分カルガリー空港着。 預けた手荷物を受け取り、日本旅行から委嘱されている現地のガイド、川村由江さんのもとに集合。 今度は３人の荷物が行方不明。 川村さんが手続きを取ってくれ、荷物見つからないまま１７時５０分、専用の大型貸切バスでバンフに向かう。 これから帰るまでお世話になるドライバーはエドさん。１９時２０分漸く本日の宿、マウントロイヤル着。 これからの旅、どうなることか先が思いやられる。 ルームパートナーのＦさんは、バスルームでドライヤーを使用中にブレーカーが落ちて停電となり電話でフロントと 何だか学術的なやり取り。そのうちフロントに飛んで行く。 スイッチ下のブレーカーらしきものを押してみるとライトが正常に点灯。 ２０時００分ホテルにて夕食。２１時を過ぎても外は昼間の明るさ。 しこたま飲んで就寝。第１日目はトラブル続きの中で終わりました。 ６月２７日（日）晴れ。レイク・ルイーズ泊 ５時００分起床。バンフの街とボー河河畔を散策。 この河はマリリン・モンローの主演映画「帰らざる河」で有名なボー滝のある河で、急流で川幅も広く 雄大なロケーションです。街中で見かけるカラスやカササギの図体のでかいのにはびっくり。 ６時４５分ホテルでバイキングの朝食。８時００分エドさん運転する専用車でレイク・ルイーズに向け出発。 ボー滝を観光し、山の斜面にお城のように聳えるバンフスプリングスホテルを眺め、バンフ国立公園のモレーン湖着。
モレーンレイクに写り込む山々の美しさには感激。 １０時５０分専門のライセンスを持つ日本人のガイドさんが３人付いてくれ、川村さんを含め４人のガイドのもと ４班に分かれてラーチバレーセンチネルパスまでハイキングに行く。 途中、おにぎり弁当の昼食。マーモット、シマリス、ナキウサギまでが歓迎してくれる。 あれがキャッスルマウンテン、これがテンピークスマウンテン、等と説明されてもさっぱり覚えられず。 センチネルパス迄は残雪が多く危険とのことでミネスティマ・レイク（標高2,430m）から引き返す。 モレーンレイクロッジ着１５時１５分。本日の宿、レイクルイーズイン着１８時００分。 ホテルにて夕食。全員でカナディアンロッキーに乾杯。部屋に戻り、Ｆさんと本日の安着祝い。 酔いつぶれてしまい、Ｆさんがベッドに寝かせてくれたそうです。（Ｆさん、済みませんでした。） それにしても空気が乾燥していてひどい。鼻の粘膜をやられてしまいました。 今日もバスルームのライトが点かず、Ｆさんがフロントと悪戦苦闘のやり取りをしてました。
６月２８日（月）晴れ。レイク・ルイーズ泊 ６時００分起床。宿の付近を散策。８時００分朝食。 ホテルで朝食のはずが昨日からの停電で街外れのレストラン迄行かされる。 話によると昨夜はまるっきりライトの点かない部屋もあったりして大変だったそうです。 ９時００分ルイーズ湖に向かう。今日も昨日と同じガイドさんが付き４班に分かれてハイキング。 リトル・ビーハイブ（2,210m）着１１時２０分。 ここで引き返す組とビクトリア氷河直下のプレイン・オブ・シックスグレイシャー・ティーハウス（2,099m） 迄行く組に分かれる。１１時４０分レイク・アグネス着。ＢＯＸサンドイッチの昼食となる。 ビッグ・ビーハイブの裾を周り、ティーハウス着１３時５０分。
ビクトリア氷河と景色を満喫し、１４時２０分帰路に着く。 ルイーズ湖を半周しシャトー・レイク・ルイーズ着１５時５０分。 今日の歩行距離は１４．５ｋｍ、標高差は７６０ｍ程度でした。 リトル・ビーハイブから眺めた貨物列車の長いのには呆れてしまいました。 貨車は２００両以上で、長さにして２ｋｍもあるのだそうです。二日酔い状態での歩きは辛らかったー。 水もロッジで買う予定だったのに置いてなく、ガイドさんのを貰って飲む羽目になりました。 深く反省。標高も高く、空気も乾燥しているので常に水をもって歩かなければなりません。 １７時００分ホテル着。ホテルで夕食、部屋に戻って安着祝い。次いでバタンキュー。
６月２９日（火）晴れ。レイク・ルイーズ泊 ５時００分起床。７時００分、ホテルでバイキングの朝食。８時００分出発。車中からガイドの川村さんより クロウフット氷河やボーレイク、ペイトレイクの説明があり、雄大な景色を堪能しながらコロンビア大氷原 ツアーの基地、アイスフィールド・センター着。
バスでアサバスカ氷河の近くまで行き、スノーコーチという雪上車に乗り変え氷河の上を走る。 １キロ近く走ったところで下車。憧れの氷河上の人となる。少しく散策し、氷河の解けた水を飲み、 ボトルに詰め持ち帰る。ビジターセンターまで引き返しレストランで昼食。
午後からはヨーホー国立公園のエメラルドレイクに行く。湖の周りを軽く散策。ホテルには１７時３０分着。 ホテルにて夕食。それなりに飲み喰い部屋に戻る。 ウイスキーが切れてしまったので街のリカーショップまで買いに行く。 ジョニ黒を買おうとしたところ４２カナダドル。持金は２０ドル紙幣２枚。 仕方なくジョニ赤で我慢してきたがカナダはウイスキーが高い。アサバスカ氷河の解けた水で水割を作り飲む。 眠剤も一緒に飲みバタンキュー。
６月３０日（水）晴れ。ジャスパー泊 ６時００分起床。荷物を纏めドアーの外に出し７時００分ホテルのレストランでバイキングの朝食。 ８時００分エドさん運転の専用車にてジャスパーに向け出発。ガイドは川村さん。彼女は帯広出身なのだそうです。 昨日通ったアイスフィールド・パークウエイを行く。素晴らしいロッキー山脈の山々と湖を川村さんのガイドで バスから眺め、サンワプタ峠で一休みし、アサバスカ滝等を観光し、ジャスパーの街の日本食レストランで昼食。 メニューは店の名前の伝次郎弁当。昼食後、バン４台に分乗し、エンジェル氷河観光に出発。
ガイドは川村さんとレイクルイーズでお馴染みになった日本人の３人のガイドさん。 たいして急でもない山道を暫く歩くとエンジェル氷河の真下に着く。 足元にはマウント・エディス・キャベルから落下した氷河で出来た小さな氷の池。 エンジェルが羽を広げたように見えるからエンジェル氷河と言うそうですが、そう思えばそう見えるかも。 次いでガイドさん達の好意で予定になかったバレー・オブ ・ザ・ファイブ・レイクス・トレイル。 一周４．２キロ、２時間というコースだが意外ときつい。 各湖とも光の射す方角が違うので水の色も変化して見える。１９時３０分本日の宿、ジャスパー・マーモットロッジ着。 ２０時３０分ホテルにて夕食。未だ外は夕暮れという感じがしない。本日もＦさんと安着祝いをして就寝。
７月 １日（木）曇り一時雨。ジャスパー泊 ６時００分起床。７時００分ホテルにてバイキングの朝食。８時００分エドさん運転、ガイド川村さんの専用車で ロッキー最大の湖、マリーン・レイクへ。 カナディアン・グースが群れて日向ぼっこしている。 貸切のボートでクルージングに出掛ける。あいにくの曇り空で湖面への写り込みがいまいち。 でも周りの景色を楽しみながら２時間弱でスピリット・アイランド着。 ボートの調子が悪く、スピードが出ない みたいで１時間３０分で着くはずが時間のかかりすぎ。観光パンフや絵葉書で有名なあのスピリット・アイランド の景色を撮りたくても曇り空ではモノにならずガックリ。ジャスパーまで戻りお弁当の昼食。私は一人でレストラン 伝次郎へ行き、伝次郎弁当を食べる。７月１日はカナダの建国記念日とのことで街はものすごい人出。 騎馬兵隊も祭に参加していたがかっこいいー。午後からはカナディアン・ロッキーの最高峰、３，９５４ｍの ロブソン山の麓の湖キニー・レイクまでハイキング。往復３時間の予定。 お馴染みの３人のガイドさんと一緒にマウント・ロブソン州立公園観光案内所入口まで行き、４班に分かれて キニー・レイクを目指す。肝心のロブソン山は雲の中。途中で雨に降られ、旅行中初めてレインコート着用。 我々は第３班で出発したが湖到着までどの班にも出会わず。対岸まで足を伸ばしたが誰も居らず。ガイドさんが 連絡を取ったところこっちまで来ずに途中から引き返したとのこと。「ロブソンを映し出す鏡」と言われてる キニー湖もさっぱり。写真にはならない景色でしたが雄大な自然を満喫しました。ホテル着１９時００分。 ２０時００分ホテルにて夕食。部屋に戻ったがウイスキー切れてしまいＦさんと散歩がてら遥か街外れの リカーショップまで買出しに行く。カナダ産のウイスキーを仕入れ、ホテルの部屋で二人でカナダ・デーを祝う。 この日、空港で行方不明になっていた３人の荷物漸く到着。よその空港に行ってたそうです。一安心。
７月 ２日（金）晴れ。バンクーバー泊 ６時３０分起床。７時００分荷物を整理しドアの外に出し、ホテルでバイキングの朝食。 ８時４５分専用車でジャスパー・トラムウエイ駅に向かう。３０人乗りのゴンドラでウイスラーズ山の 山頂駅に行く。標高2,464ｍの山頂までは歩いて４０分程。昨日見えなかったカナディアン・ロッキーの 最高峰ロブソン山の頂が雲の切れ間から見えた。 ジャスパーの街はもとよりアサバスカ渓谷、イエローヘッド峠までの素晴らしい景色を堪能する。 エドモントンに行く途中レストランで昼食を取り、休憩時には農家直売のサクランボを一袋２０ドルで 買い、車中で食べながらエドモントン空港着１８時００分。ここでドライバーのエドさんとバイバイ。 大変素敵な人で名残惜しい気分。 エドモントン発１９時１５分のＡＣ２２５便でバンクーバー空港着１９時５０分。 専用車で本日の宿、ベストウエスタンリッチモンドイン着２０時２０分。夕食は２１時から市内の 中華料理店キリン・マンダリン・レストラン。ホテルに戻り安着祝いをしてお休みなさい。
７月 ３日（土）晴れ。機内泊 ８時００分ホテルにて朝食。午前中市内観光。世界で２番目に大きいチャイナタウンを車窓から眺め、 スタンレーパークへ。トーテムポール・パークやライオンズ・ゲート・ブリッジを巡り、１１時００分 バンクーバー空港着。ここで帯広出身の素晴らしいガイドさんだった川村さんともお分かれ。 空港ロビーで第２班の３５名を出迎え握手。 藤本会長とは第２班にも随行するためここでお分かれ。畠山が会長代行となり千歳空港まで引率。 各自買物や昼食を食べ、１３時００分出発ロビー集合。全員揃って出発ゲート通過、待合室へ。 １４時０５分発のエア・カナダ００９便で一路名古屋空港へ。水筒に詰めてきたウイスキーでＦさんと乾杯。 ７月 ４日（日）晴れ １６時３０分名古屋国際空港着。バスで国内線のターミナルに移動。出発まで時間があるので空港内を ぶらついていると蕎麦屋があったので久しぶりのモリソバを食べる。やっと生き返った感じになりました。 １８時３０分名古屋空港発のＮＨ７１５便で千歳空港に２０時０５分着。 全員無事荷物を受け取ったのを確認し解散としました。皆さんお疲れさまでした。楽しかったネー。 黄色いカタクリ、グレーシャーリリーを見たかったがもう終わっていたのが残念でした。 インディアン・ペイント・ブラシは何処にでも咲いてました。 バイキングの朝食時には果物が豊富でしたが野菜は種類が少ないようでした。 ロッキー山脈と言うだけあって山はどれも岩山で、少し標高が高いと氷河に覆われている状態でした。 車で移動中にはブラックベア、エルク、その他相当の数の動物を自然のままに見ることが出来ました。 |
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